森林管理

森林管理とは、森林が持つ公益的機能を高度に発揮するために必要な整備を行うことです。
樹林業では、森林所有者様に、それぞれの森林に適した整備方法を森林施業プランナー、スタッフが分かりやすくご提案いたします。

長年放置された放置林や荒廃した森林なども森林経営計画制度により各種補助金を活用し、間伐または皆伐再造林等を行い、長期管理してまいります。

※森林施業プランナーは、山林所有者様に間伐、皆伐、植栽など森林の整備方法を提案し、その計画から実行まで森林所有者に代わって管理いたします。

間伐

間伐(かんばつ)とは、木の間引きのことです。
具体的には、人工林を森林の成長に応じて立木の一部(30%程度)を伐採し、過密となった林内密度を調整する作業です。間伐等森林整備の行き届いた森林は、健全に成長するとともに、CO2を吸収して空気を浄化し、森林に水を蓄え、緑のダムとして災害にも強くなります。

そのため、国の林業政策は間伐手遅れ林分を解消したく、多くの補助金制度を設け、間伐事業を推進しています。間伐事業により搬出された木材は、建築用材として利用されるだけでなく、近年ではバイオマス発電用木材としても利用されるようになりました。

間伐を行うメリット

・造林木の健全な成長が期待できます。

・造林木が成長することにより、CO2を吸収し、空気を浄化します。

・日光が地面まで届くことで下草が生えやすくなり、森林に水を蓄える機能が増大し、緑のダムとして土砂崩れなどの災害防止につながります。

間伐事業は、残った造林木が健全に成長することで木材価値も高まり、公益的機能も増進する大変重要な作業となります。

仕事の流れ

林業は森林の持つ公益的機能を維持・増進するため、森林を守り育てながら、木材を生産するとても大切な仕事です。
木材として利用が可能な大きさまで成長した造林木は、伐採し、山から搬出し、原木市場や製材工場へ運び、建築用材として利用されます。
近年では、林内に捨てられていた未利用材も、バイオマス発電用木材として利用されるようになりました。

伐採
伐採は、立木(りゅうぼく)を切り倒す作業で、主にチェーンソーを使用し、根元から切断します。 
林業における伐採の種類には大きく分けて間伐(伐採率30%程度)と皆伐(範囲内全木伐採、保安林であればその後植栽の義務有)があります。
集積
伐倒木を作業しやすい場所まで集める作業で、グラップルやウィンチを使用し、作業道近くに集めます。
造材
伐倒木の枝葉、末木を切り落とし、販売用の長さに玉切る作業です。
集積した伐倒木をプロセッサーなどの高性能林業機械を用いて、根元の曲がった部分や腐れの部分などの欠点部分を取り除き、枝葉を払いながら、市場に適した長さに伐り、加工することが造材作業です。
林内小運搬
造材された丸太を集め、トラックに積込みが可能な場所(土場)まで運ぶ作業です。
主に、フォワーダや林業用運搬機を使用して運搬します。
土場集積
土場まで運ばれた木材を、トラックに積み込むために、一時的に集積する作業です。
グラップルを使用し、木材を販売先別に、はい積します。
運搬
はい積された木材は、トラックを使用し、木材市場、製材所、チップ工場などへ運搬し、販売します。
木材のトラックへの積込は、グラップルを使用します。

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